家光  三代将軍に就任 | 歴史の散歩道

家光  三代将軍に就任

 元和9年(1623)7月、秀忠は将軍職を家光に譲り、ここに三代将軍家光が誕生した。

家光は20歳、秀忠は45歳であった。


将軍職について勇んだ家光であったが、実際には大御所秀忠が居て思うようにならなかった。名実ともに将軍としての実権を握るのは、父秀忠の死を待たなければならなかった。


 秀忠が没したのは寛永9年(1632)正月の事である。54歳。


秀忠の没した年の10月、家光は弟・駿河大納言忠長を乱行を理由にして、55万石の封地を没収し幽閉した。


そして、翌寛永10年の12月、忠長を自刃させてその命を絶った。 " "